グローバルビジネスで戦える人材になるためのヒント"The Essence of BBT"
ソーシャルという他力本願「エニグモ」

アントレプレナーライブ144

ゲスト:須田将啓氏、田中禎人氏(株式会社エニグモ 代表取締役 共同最高経営責任者)

 

■「BUYMA」を主軸とするビジネスモデル
ソーシャルネットというコミュニティーのかたちが、最近のネットワークでは多く見られる。フェイスブック等は、一般の参加者にプラットホームを提供することで新しい交流のかたちが広がっている。この「ソーシャルという他力本願」を利用して新しいビジネスが次々と誕生しており、当講座ではその中の注目企業である株式会社エニグモにフォーカスする。
共同経営者である須田将啓氏と田中禎人氏をゲストにお迎えし、ソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA」を主軸とするビジネスモデルを解説していただく。

 

■株式会社エニグモ
エニグモという会社名の由来は、「enigma」(理解しにくい)という単語から来ている。須田氏と田中氏は前職場の博報堂で意気投合、「世界が変わる、新しい価値を」というミッションを掲げ、2004年に起業した。中核のサービスは、ソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA」の展開で、海外に駐在する人やその家族、留学生が、日本で売れそうなものをサイトに紹介、値付け販売まで行う点が新鮮だ。買い手が付くと代金は一時会社が預かり、商品到着を確認後、出品者に支払われることから、金銭や商品トラブルは少ない。

 

■エニグモのビジネスモデル
エニグモのビジネスモデルは、販売者と購入者のマッチングを行い、各5%、合計10%の手数料収益とするプラットホーム型ビジネスである。現在会員数は約90万人、契約バイヤーは世界70カ国3万人の規模のため、旬な商品がタイムリーに出品される。海外の地の利を生かした日本未発売品や、ブランド品も人気だ。ショップ運営のノウハウは、海外在住の日本人をグローバルバイヤーとしてマネジメントし、国内最新の売れ筋情報をシェア。安心安全の取引のために、鑑定サービスや出品者評価等の機能を付けること。誰でもバイヤーになれるというコンセプトの基、世界最大のソーシャルショップを目指している。

 

■二人の経営者と「成長の鍵」
共同経営者が語る「成長の鍵」は、成長トレンドに乗る、スピード感、人の嫌がることの実践だという。世界市場にアンテナを張り、面倒でも行動、駄目なら素早く撤退。その潔さから須田氏の男気な面も見られる。最近ではサハラ砂漠7日間マラソンを完走したほど。
一方、田中氏は情熱家で豪快。両氏の相乗効果でチームワークはいいという社内の声だ。

 

■当面の目標
取締役の安藤英男氏は、創業時はスピード感が出ず苦労の連続だった。成長を感じたのは、回りからBUYMAの話を聞くようになった頃。2人の経営者がいることは会社の体制に合っていると話す。
当面の目標は、海外進出を狙いながら5年以内に規模を10倍にすること。詳しい成長過程は著書『謎の会社、世界を変える』を参照されたい。

 


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