グローバルビジネスで戦える人材になるためのヒント"The Essence of BBT"
新ビジネスモデル ~現場力のアウトソーシング~

アントレプレナーライブ178

ゲスト:福井康夫氏(株式会社メディアフラッグ 代表取締役社長)

 

■流通支援の新しいビジネスモデル
厳しい競争原理の中、企業が勝ち残っていくためには、独自の現場力が必要だと言われている。本来はオリジナリティーな部分のものだが、そこをアウトソーシングでサービスを提供する会社が現れた。本講座では、通常とは逆の発想で流通支援のビジネスモデルをつくりあげた株式会社メディアフラッグ代表の福井康夫氏を迎え、起業の経緯や企業理念に加えて、過去に経験した職歴、事業の苦労話等、思いの丈を語っていただく。

 

■株式会社メディアフラッグ
メディアフラッグの設立は2004年、企業の販売を支援するフィールドマーケティングを事業の柱としている。サポートは二つ、流通・飲食チェーン、銀行、保険代理店等に覆面調査やコンサルティングを行う流通支援部門と、メーカーの立場から販促を支援し、ラウンダー(店舗巡回販促活動者)の派遣やデジタルサイネージ(電子看板)の設置等を行う営業支援部門だ。

 

■武器は機動力と広域力
特徴は店舗に赴き調査や販促活動を実施するメメディアクルーと呼ばれるメンバーが全国に約25万人いることで、例えばドラッグストア1万店に対し、各種オーダーを1週間以内で応えることができる。機動力と広域力を武器とし、流通業に長けた社員によるマネジメントで、エンドクライアントの数を全体の85%まで伸ばしている。さらに、支援事業で得たノウハウを生かし、事業再生事業も立ち上げた。経営力強化、販促強化、理念共有の三つの要素を基に、現在、十勝甘納豆本舗の再建に取り組んでいる。

 

■福井氏のこれまで
福井氏は大学卒業後、まず三和銀行へ就職した。1年後、セブン-イレブン・ジャパンへ転職、小売業の基本と同社の強みを知り、起業のヒントも得た。店長、スーパーバイザー、eコマースとたどり、35歳で独立。直近の売上高は約78億円、年間約50万店舗へクルーが回り、2012年にはマザーズ上場も果たした。同社は2008年まで赤字続きだった。経営理念を掲げず会社の軸足がなかったのだ。

 

■社会性のある事業の創造
2005年、三和銀行の先輩で、タリーズコーヒージャパン創業者、松田公太氏から資金援助を得て、ブックオフ創業者の坂本孝氏との出会いや、稲盛和夫氏の盛和塾を経験し、「社会性のある事業の創造」という理念を打ち出した。従業員の幸せ追求と世の中に役立つ仕事という信念を持ってから事業は安定しつつあり、時価総額1千億企業の夢も社員と共有する。座右の銘は「一生懸命」、努力があって現在の自分がある。皆さんも思ったことは挑戦してほしいとのことだ。講師は、失敗から学ぶこと、痛みを知ることは、起業家にとって意義が大きいとコメントした。

 


★ Business Breakthrough Chは、スカパーとインターネットにて番組を配信しています。ダイジェスト版を特典映像として公開しました。
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