グローバルビジネスで戦える人材になるためのヒント"The Essence of BBT"
オヤジ化する女性たち

新!女性市場に対応せよ01

ゲスト:深澤真紀氏(タクト・プランニング 代表取締役社長)

 

■多様化する女性消費
ものが売れないといわれる現代に新しい消費の鍵を握るのは女性である。企業がこれから売上を伸ばすためには、女性の消費を理解しなければならない。「下流社会」などの著作で知られ若者文化に造詣の深い三浦展氏が、新しい女性市場の実態を探る全3回のシリーズである。第1回は、「草食系男子」「肉食系女子」などの言葉を生み出したコラムニスト・編集者の深澤真紀氏をゲストに招き多様化する女性消費に対応するためのヒントを聞く。
参考図書:「下流社会 第3章 オヤジ系女子の時代」三浦展著 光文社新書

 

■「オヤジ化」する女子
若い女性が、男性型の消費をするようになっている。歴史や鉄道などの趣味、ラーメンや居酒屋など食生活においても「オヤジ化」する女子が目立つ。
そもそも男性が考える女性らしさとはステレオタイプなもので、実際の女性は多様化している。若い女性も建前では女性らしさを口にするが、本音を聞き出せば全く違うことがわかる。だから古い女性像で企画された女性向けの商品やサービスが売れないということがよくある。

 

■社会で長く生きていくための知恵
女性にとって「おばさん」にはネガティブなイメージがあるが、「オヤジ」には愛嬌があり便利な言葉である。若い女性のオヤジ化を指摘して話題になったのがキャリアウーマンなどを読者に持つ女性誌のDOMANIである。本来、社会は男性仕様で作られているので、若い女性がオヤジ化するのは、社会で長く生きていくための知恵でもある。
若い社員にアンケートをとると、男性女性とも、女性上司の方がやる気が出るという意見が多い。これを見ても、女性がビジネスの社会にうまく適応して、機能していることがわかる。

 

■曖昧になりつつある男女の境界
一方で、女性として美しくなるための努力を隠さない「美魔女」も存在する。これは40歳代以上のバブル世代に多い。このように現代の女性は、幅が広く、さらに中身は細分化されている。
それに対して、男性も、イクメンやスイーツ男子などの言葉に見られるように、女性化する兆しがある。本来社会が持っていた男性と女性の境界が曖昧になりつつあるのかも知れない。

 

■企業に求められること
大企業は、そんな小さな需要に対応しても仕方がないと決めつけがちであるが、小さな兆しを捉えていかなければ新しい需要を作ることはできない。企業はステレオタイプな消費者像から脱却して、きめ細やかなマーケティングを行う必要がある。

 


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