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国際バカロレアDPカリキュラム「TOK(知の理論)」授業研究セミナーの実施


2018年7月13日
 
アオバジャパン・インターナショナルスクールの教諭が講演    
       国際バカロレアDPカリキュラム「TOK(知の理論)」授業研究セミナーの実施


 株式会社ビジネス・ブレークスルー(所在地:東京都千代田区、代表取締役:柴田巌、以下BBT)の子会社である株式会社アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ(所在地:東京都練馬区、代表取締役:柴田巌)が運営する「アオバジャパン・インターナショナルスクール(所在地:東京都練馬区、以下AJIS)」の小澤大心教諭が、立命館一貫教育部とAJISの共催で行われた、国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム(DP)のカリキュラムの中核である「TOK(Theory of knowledge/知の理論)」授業研究セミナーに登壇いたしました。
 本セミナーは2018年6月30日(土)に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催され、登壇した小澤教諭は「TOKの授業の作り方について(学習の導入提案)」をテーマに、IB教育の導入を目指す学校関係者や企業団体らに対し講演を行いました。
 
 国際的な大学受験資格として広く知られる国際バカロレア(IB)とは、スイスを本部とする国際バカロレア機構(IBO)が、インターナショナルスクールの卒業生に国際的に認められる大学入学資格を与えるために1968年に発足した教育プログラムです。3歳~19歳を対象とし、年齢に応じた3つのプログラムで構成され、急速にグローバル化が進む現代社会に求められる主体性や、自ら考え判断する力を習得するよう設計されています。IB認定校を卒業しディプロマプログラム(DP)学位を取得した学生は、日本を含む世界の主要な大学の受験資格を得ることができます。
 そのディプロマプログラム(DP)の中核であるTOK(知の理論)は、特定の知識を身につけるのではなく、Critical Thinking(批判的思考)を培って「知るプロセス」を探究するカリキュラムです。「知識の本質」について考える機会を生徒にもたらすことから、DPのなかでも特別な役割を担います。

 文部科学省がグローバル人材育成の観点から日本におけるIBの普及・拡大を推進している[1]ことなど学力観の転換が求められる中で、IB認定校であるかに関わらずTOKの手法を取り入れた授業や教材については日本の教育者が関心を寄せています。今回開催されたセミナーでは、TOKの教科横断的な学びについての特別講演やIB認定校及び一条校における授業での実践内容など、AJISの教諭が講演した内容を含む5つのテーマ・講義が約130名の教育関係者に向けて展開されました。

 AJISは今後もIB教育の知識・ノウハウの共有を通じて、IBを国内に広く普及することの手助けを行い、時代が変わっても必要とされる能力や数十年後のグローバル社会で生き抜く力を身に付けられる人材の輩出に貢献をして参ります。

[1]文部科学省「国際バカロレアについて」
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/
 

【講義】TOKの授業の作り方について(学習の導入提案)           
登壇者:小澤 大心<おざわ こころ>氏
 (アオバジャパン・インターナショナルスクール教諭)

小澤先生.jpg<内容抜粋>
1.21世紀の知識基盤社会におけるTOKへの期待
2.育成すべき資質・能力の3つの柱
3.学びのサイクル
4.コア科目であるTOKの重要性
5.TOKの分析の下地とその狙い
6.TOKにおける4つのキーワード
7.TOK授業づくりの視点
●TOKの導入として、実生活の中にある身近な物事に対して疑問を持つことから始め、その疑問を探究していくことで、更に次の探究につなげた学びの形を確立していくことが重要と説いた。
●実際の導入手法として、東京五輪や国の財政についてなど、日々のニュースで見聞きするトピックでワークショップを行い、TOKにおける探究学習の切り開き方をセミナー参加者に実体験させる形で講演を行った。
●TOK を活用することで、「物事の本質を探究する」という学習により「21世紀を生き抜く力」を養って欲しいと締めくくった。

【会場の様子】小澤教諭の講義に耳を傾ける教育関係者たち
会場の様子.jpg




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