現代の経営戦略
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経営者の思いと企業理念
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RE:経営者の思いと企業理念
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日付: 2002/11/13 (水) 12:00:00
送信者:Maurizio
題名: 経営者の思いと企業理念


ビデオを見て、柳井さんが、カジュアルという衣料のジャンルの中で、本当に良いものを安く提供したいという夢と信念に基づいて、事業を推進してきたことが良く分かりました。 中国という安い生産コストの国を利用した大量生産、ユニクロというブランドの確立、等をてこにした所謂ユニクロモデルは、夢の実現のための単なる手段に過ぎなかった訳です。。 ですから、柳井さんが今後の事業について思っていることも、成功モデルとしてのユニクロモデルの強みが活かせるのは、というような発想法ではなく、今何をしたいかなのだろうと思いました。

野菜の販売事業を彼がどの程度の重要性を見出しているかは分かりませんし、成功するのかも分かりませんが、柳井さんなりのやりがいや夢を見つけているのでしょうし、 柳井さんは根っからentrepreneurなのだと思いました。

当たり前のことですが、経営者としての夢あるいはそれがより客観化された形である企業理念、そして、それが組織としていかに共有、共感されるかが、事業のドライビングフォースとして重要なのだなと改めて思いました。 大人にも夢の一時を提供するディズニーの事業、大和運輸が宅急便を開始したころの日本のどこでも1日で荷物を届けようという志など、単純ではありますが、共感しやすい目標だと思います。

特に、企業が大きくなると、単なる販売目標の達成とか、部分的な目標のための仕事となってしまい、 我々の企業は質がよくて美味しい食品を提供することによって人々の食卓に幸せをもたらしているんだとか、よい車で、高速道路を疾走する楽しみを提供しているんだとか、 ベースにある価値をついつい忘れがちです。

弊社でも若い社員など、業務の忙しさに埋没する中で転職する人が増えていますが、単なる待遇の問題だけでなく、こうした基本価値の共感が不足しているのだと思います。 今後いかに、展望を持ちつつ、夢のあるビジョンを作り、社員の共感を得つづけていくのか、難しい課題ですが、自分なりに考えていきたいものです。


_/_/_/ 2002年11月13日(Wed) Maurizio _/_/_/