| 組織の生き残りと発展のためには、小さな革新の積み重ね以上に、色を変えてしまうほど大きな変革が必要だと感じているリーダーも多いだろう。本書は、変革に臨むリーダーが備えていなければならない能力「構想力」とその内容を解説したもの。長年にわたり企業コンサルタントの第一線を歩んできた著者は、大前研一氏が主宰するテレビ対談「経営者の構想力」などからヒントを得て、独自のコンセプトにまとめ上げた。
「構想力」とは単なる発想やアイデアとは異なり、未知の領域であっても、実現されることを前提としなければならない。日本人は応用力に長けているが構想力に欠けると思われがちだが、それは誤りだと指摘。構想力を磨き、発揮できる仕組みそのものが社会や企業にないことが原因だと言う。リーダーには自らが最初の構想者となって環境を変えるよう訴える。そのために身につけるべきものとして「哲学」と「リアリティ(現場の視点)」を挙げる。さらに、これからのリーダーには、情報や材料を凝縮し具体的な価値に変える「編集力」が必要だと強調する。ナレッジマネジメント型組織を目指す際に生じやすい誤解を指摘し、本質を説きながら、リーダーの構想を部下に伝えるためのモデルを提示する。
レビュー:
日経ビジネス 2004/03/22
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