【問題解決に必要な情報がすべてお膳立てされていることはない!】
情報調査力のプロフェッショナル ~ビジネスの質を高める「調べる力」~
(上野 佳恵 氏)
実際のビジネスで、問題解決に必要な情報がすべてお膳立てされていることはまずないと考えてよいでしょう。
自分で情報を収集、精査、分析、加工して再構築していくことが求められます。そもそも、どのような情報源であればより確かな情報か、といった見極めも必要です。実際のビジネスで成果を上げていくためには、“情報を的確に収集して使いこなす力”が求められてくると言っても過言ではないと思われます。
ただ、実際に情報を収集しようとしても、そもそも何を調べるべきなのか?どのリソースにあたるのが最も確実なのか?など、判断に迷うところもあるのではないでしょうか。
今回は、そのような方々のために本著を紹介いたします。
「調べること」には仕組みがあるという著者。では、その仕組みとは何なのでしょうか?著者は「調べること」を分解して以下のステップを挙げています。
(2)自分の情報源リストとのすり合わせ
(3)情報の獲得
(4)情報の検証・判断
(5)情報の伝達
(6)自分の情報源リストの整備
このステップをグルグル回していくのです(調べるサイクル)。
このサイクルの中で「自分の情報源リスト」を作成されている方は少ないかもしれませんが、リスト作成・整備もとても大切なステップです。
そして、著者はこのサイクルをきちんと認識して、うまく回していくためにはしかるべきスキルセットが必要だと指摘します。それは以下の通りです。番号は上記のステップに対応しています。
(2)豊富な知識とそれを活用できる力・整理力
(3)コンピュータなどのツール活用力
(4)分析力、判断力
(5)コミュニケーション力
(6)判断力、整理力、蓄積力
つまり、どれかひとつのスキルにだけ優れていても、「調べる」力があるとは言えないのです。これらを総合的に鍛えていくことが、「調べる」力をつけていくためには必要です。
「調べる」力はビジネスを行っていく上でとても大切な力。しかし、これまでの教育ではこの力の育成はないがしろにされてきました。とてももったいないことだと思います。
より詳しく本を通して「調べる力」について学ばれたい方は、ぜひ本著を手に取ってみてください。
▼本を見てみる(Amazon)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478490538/bond11-22
本プログラムでは、このような力をつけるためのトレーニングを、大前研一が担当する企業戦略の中で取り組むRTOCS(Real Time Online Case Study)をはじめ随所で行っております。
では、どのようにしてこの力をBond-BBTでは鍛え上げているのか?ご興味をお持ちの方は、説明会にぜひご参加ください。
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