【名言や格言から原理原則を学ぶ】
「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の言葉
(岩田 松雄 氏)
今回ご紹介するのは、元スターバックス コーヒー ジャパンCEOで、現在はリーダーシップコンサルティングの代表を務められている岩田氏の著書です。
岩田氏も指摘されているように、言葉とは本当に不思議なもの。その一言で、人を勇気づけたり、励ましたり、傷つけてしまったり…。人の心に大きな影響を与えます。皆様も日々の生活の中でそのような経験はございませんか?
本著で紹介されている51の言葉は、2011年から岩田氏がFacebookで毎日発信している「リーダーに贈る言葉」の中から「これはぜひリーダーに知っておいてほしい」と感じて厳選した著者お気に入りの言葉です。
多くの名言や格言に接してきて岩田氏が感じたのは、世の中に「原理原則」があること。本質的なことはあまり多くあるわけでもなく、世の中が変わってもあまり変わりません。永きにわたり語り継がれる先人の言葉からは、その原理原則を学ぶことができるのではないでしょうか。
私も本著を読む中で、ご紹介したいと感じた良い言葉がたくさんあったのですが、その中から今回は以下の言葉をご紹介したいと思います。
「どこから来たか」ではなく、「どこへ行くか」が最も重要で価値あることだ。
栄誉は、その点から与えられる。
どんな将来を目指しているのか。
今を越えて、どこまで高くへ行こうとするのか。
どの道を切り拓き、何を創造していこうとするのか。過去にしがみついたり、下にいる人間と見比べて自分をほめたりするな。
夢を楽しそうに語るだけで何もしなかったり、そこそこの現状に満足してとどまったりするな。
絶えず進め。より遠くへ。より高みを目指せ。
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(ドイツの哲学者)
『超訳 ニーチェの言葉』(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ著
白取春彦編訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン)より
このニーチェの言葉は、岩田氏が講師を務めていたことのあるビジネススクールである講師が最後の授業で学生に贈った言葉だそうです。
「今の現状に満足をするな」というメッセージです。
岩田氏も指摘していますが、学歴しかり、会社名しかり、肩書しかり。人はついついその上にあぐらをかこうとしてしまい、その状態に満足してしまうことがあります。そうならないよう自分を戒めなくてはならないと、改めて思わされる言葉です。
どこまで高く、遠くまで行こうとしているのか。特に、今の時代は「これから」が問われます。
本当にご紹介したい言葉がたくさんあるのですが、さらに詳しい内容にご興味をお持ちの方は、ぜひ一度本著を手に取られてみてください。
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