皆さま、こんにちは!Bond-BBT MBA事務局です。
現在、新科目「MSP(Management Strategy & Policy)」をご指導いただいている テキサス大学の清水勝彦先生の一時帰国にあわせまして、11月発売予定の新刊
「失敗から学んだつもりの経営」(講談社)
出版記念を兼ねた講演会を開催することになりました。
今期クラス終了後のStudent Evaluationでも、マーケティングクラスご指導の平久保仲人教授(ニューヨーク市立大学助教授)や企業戦略クラスの大前研一教授と匹敵する極めて高い評価をいただいている大人気の先生です。ぜひご参加をお待ちしています!
新刊発売日直後の講演のため、当日は講談社にご協力いただき、会場にて新刊をお買い上げ頂く事が可能となる予定です。
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(まえがきより)
本書でのメッセージを三秒で言うなら、
失敗の因果関係を説明しようとすると「学んだつもり」になる
そして、
失敗してから学ぼうとしても遅い
ということです。機械の故障と違い、経営や戦略の失敗の因果関係は曖昧で複雑なことがほとんどです(レベル1の問題)。そして、さらに大きな問題は、失敗した戦略を立てた同じ見方で因果関係を考えても本質には至らないということです(レベル2の問題)。
戦略が失敗したとは(そもそもいい加減な戦略だった場合を除いて)、その見方がずれていたということなのです。同じ見方で、どんなに論理的でもっともな説明をしても、失敗から学ぶことにはなりません。大前提が違うのです。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とは、ドイツの宰相ビスマルクの言葉です。
どういうことなのか? レベル1とレベル2とは何か? なぜそうなのか? その結果どのような問題が起きているのか? それではどうすればいいのか? これらが本書の主なテーマです。そして、本書のゴールは、大学院時代の恩師の次の言葉に要約されています。これは拙著『その前提が間違いです。』にも載せた、私の信念でもあります。
「よい研究では、わからないことがわかるようになる。もっとよい研究では、わかっていたと思っていたことが、じつはわかっていなかったとわかる」 |
講師プロフィール |
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■清水勝彦
テキサス大学サンアントニオ校アソシエイト・プロフェッサー(テニュア取得)
東京大学法学部卒、ダートマス大学エイモス・タックスクール経営学修士(MBA)。テキサスA&M大学経営学博士(Ph.D)。8年間の経営コンサルタント経験を経て、研究者に。専門分野は、経営戦略立案・実行とそれに伴う意思決定、戦略評価と組織学習。テキサス大学では、学部、MBA、博士課程の学生に経営戦略を教えている。著書に「戦略の原点」(日経BP)、「その前提が間違いです。」(講談社)、「なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか」(東洋経済新報社)、「経営意思決定の原点」(日経BP)がある
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■開催日時:11月8日(土)13:30−15:00
■場所: 富士ソフトビル 6F AKIBAプラザ (秋葉原駅 徒歩2分)
■参加費:3,500円 *お申込者には事前振込先をご案内します。
■定員:120名まで