[テーマ]財務諸表におけるキャッシュフローの意味と計算
　[講　師]中沢 恵　

どんなに利益を上げても、それが売掛金であれば現金は手元に入ってきません。そうなると企業経営は不安定なものとなってしまいます。また、よく黒字倒産という言葉を耳にしますが、評価指標として売上高や利益を重視するあまり、在庫責任、回収責任を疎かにしてしまった結果、利益は出ているが会社が倒産してしまうということが起こっています。そのような観点からキャッシュフロー重視の経営について、その意味と具体的な計算方法などをご紹介します。

　[テーマ]企業価値(1)（DCF、NPV、金利）
　[講　師]中沢 恵　

第２回目は、投資評価と企業価値とを主題に、まず始めにディスカウント・キャッシュフロー（DCF）と金利の解説を行います。次にケース・スタディを使って、様々な条件が変化した場合におけるDCF法による投資案の検討をご紹介します。

　[テーマ]企業価値(2)（企業価値定義、WACC（資本コスト、将来キャッシュフローのシュミレーション）
　[講　師]中沢 恵　

企業価値(事業価値)と株主価値とは何かを定義し、どのようにしたら、事業価値を増加させることができるのかを考えます。次に、加重平均資本コスト（WACC）の計算方法について解説し、キャピタル・アセット・プライシング・モデル（CAPM）の概念について解説します。後半は、エクセルを使った感度分析シミュレーションをご紹介します。

　[テーマ]キャッシュフローシミュレーション
　[講　師]中沢 恵　

将来のキャッシュフローや事業価値をどのようにシミュレーションするかということについて解説していきます。環境変化の激しい今日においては、不確実性が高いため現状のまま行くとは限りません。そのため、現状のシミュレーションと不確実性に対応した複数のシナリオ（将来の環境変化がどのように変化するのか）を考え、シミュレーションすることで、キャッシュフローの側面から様々な状況を疑似体験する方法を解説します。

　[テーマ]オピニオンとしての利益、事実としてのキャッシュ（キャッシュフロー重視の経営、利益・キャッシュフロー・SVA）
　[講　師]中沢 恵　

利益はオピニオンであって、キャッシュは事実であるとよく言われますが、オピニオンとしての利益と事実としてのキャッシュは、いったいどこが違うのか。5回目の今回は、このような問題に焦点を合わせ、キャッシュフロー重視の経営について解説します。

　[テーマ]価値創造経営（バリュードライバー、PMM）とシミュレーション
　[講　師]中沢 恵　

最終回の今回は、まず始めにプライス・ウォーターハウス・クーパースが開発したツールを用いて解説します。キャッシュフローのシミュレーションをどのように進めていくのかの概要を把握してください。最後に、中心的なテーマである価値創造経営について、いかに企業価値を高めていくかという観点から、企業価値を決めるバリュードライバーをどのように認識し、戦略的代替案を検討していくのかについて総括します。

おことわり：ツールの紹介画面については画面上字の大きさの制約により充分にご確認いただけない部分があります。細かい数字の流れではなく、考え方の流れをつかんでいただくことを主眼においてのご紹介ですので、御了承ください。