番組内容 | 放送日時
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【第1回】 製造業における価値づくり経営 01 [テーマ]ものづくりと価値づくり [講 師]延岡 健太郎 日本の製造業は、擦り合わせ技術などの職人芸的強みに特化したものづくりで世界市場をリードしてきた。要素技術が発達しデジタル化・プラットフォーム化が進んだ現代では、競争優位性を保てず苦戦を強いられている。顧客の興味と関心は、商品を手に入れる喜びから、使ってわくわくする使用価値へと移った。企業は、ものづくりの強みを生かしつつ、顧客が満足する価値を提供し続けなければ生き残れない。本プログラムでは、日本企業が実践すべき「価値づくり経営」の要点を、6回にわたって紹介する。 | − | 講義資料() 更新日:2017/3/29 |
【第2回】 製造業における価値づくり経営 02 [テーマ]価値づくりの条件:独自性と顧客価値創造 [講 師]延岡 健太郎 日本のエレクトロニクス産業は、高品質な商品を大量生産できることから世界市場を席巻したが、低コストものづくりを追及しモジュール化に邁進したため、競合他社との差別化が難しくなり、シェアを失っていった。一方、自動車産業は、日本の価値を存分に発揮できる擦り合わせ技術を洗練させ、他の追随を許さないほどの発展を続けている。日本の製造業の価値づくりには、「擦り合わせ」が欠かせない。 本番組では、自動車とエレクトロニクス産業が目指す方向の違いを比較検討し、価値づくりに必要な条件を提示する。 | − | 講義資料() 更新日:2017/3/29 |
【第3回】 製造業における価値づくり経営 03 [テーマ]顧客価値創造:消費財 [講 師]延岡 健太郎 必要な機能を満たす、似たような商品が大量に生産される近代では、カタログを超えた暗黙的な顧客価値が重要になっている。企業には、Science、Engineering、Design、Artが統合した価値を創造するSEDAモデルの導入が不可欠だ。統合的な価値を生み出すには、デザインエンジニアを育成配置するなど、統合的な組織アプローチが必要になる。ホンダのLPL(Large Project Reader)など、商品コンセプトリーダーに意志決定を任せられるかが鍵となるだろう。本番組では、消費財製造産業における顧客価値創造手法を検証する。 | − | 講義資料() 更新日:2017/4/26 |
【第4回】 製造業における価値づくり経営 04 [テーマ]顧客価値創造:生産財 [講 師]延岡 健太郎 製造業においては、顧客が求める価値をいかに提供するかが商品の売れ行きを左右する。近年では、これまでのように仕様・性能などの機能的価値を満足させるだけでは売り上げを伸ばすことは難しい。競合との差別化が可能になるような意味的価値づくりが求められている。今回は、製造業がB2Bビジネスを行う生産財に注目する。顧客企業が利益を増大させるような、ソリューションと一体となった生産財が求められている。本番組では、日本の生産財メーカーが採るべき価値づくり経営戦略を検証する。 | − | 講義資料() 更新日:2017/4/26 |
【第5回】 製造業における価値づくり経営 05 [テーマ]模倣されない組織能力とコア技術 [講 師]延岡 健太郎 企業が生き残るためには、他社に模倣されない組織能力とコア技術を磨き、特定の技術分野に集中して長年にわたり多様な製品を出し続ける「コア技術戦略」を採る必要がある。組織能力とは、企業が年蓄積してきた技術者の問題解決能力など、経験知・暗黙知の集まりであり、外部からは見えにくい長所となる。本番組では、クラレ、キヤノン、3M、味の素など、コア技術戦略で大きく業績を伸ばしている企業や、シャープの失敗事例などを検証し、模倣されない組織能力構築に必要な条件を提示する。 | − | 講義資料() 更新日:2017/4/26 |
【第6回】 製造業における価値づくり経営 06 [テーマ]価値づくり経営の実践 [講 師]延岡 健太郎 競争が激しい現代の製造業では、高品質のものづくりにとどまらず、自社の独自性を発揮し、顧客が喜ぶ価値を創造しなければ生き残れない。日本企業には、協力企業と一緒になって価値づくりを行う共創の取り組みや、擦り合わせ技術など、長年培われてきた強みが存在する。価値づくり経営では、模倣されない組織能力とコア技術に磨きをかけていく環境整備が鍵になる。本番組では、グローバルに成長する優良企業の例を紹介、価値づくり経営を実践するために必要なポイントを提示する。 | − | 講義資料() 更新日:2017/4/26 |