[テーマ]ゲスト：室井淳司氏（株式会社アーキセプトシティ代表取締役）
　[講　師]坂井 直樹　

日本には優秀なデザイナーが多く存在するが、必ずしもグローバル競争の中では優勢とは言えない。いい製品が世界で生かされないのはマネジメントの問題であり、デザイン領域に対する経営者の理解不足が要因と考えられる。当講座は、経営とデザインの相互理解を深め、問題を解決していこうという趣旨で進めていく。講師はウォーターデザイン代表取締役の坂井直樹氏。
第1回はアーキセプトシティ代表取締役の室井淳司氏を迎え、講師と対談。室井氏が手掛けた実例を紹介し、問題点を論理的に分析、理解を深めていく。

　[テーマ]ゲスト：水野学氏（good design company 代表取締役）
　[講　師]坂井 直樹　

Google、アップルといったＩＴグローバル企業では、デザイン・ファッション系の役員を採用するなど、デザインと経営の融合が事業発展に欠かせないものとなっている。今後は、ビジネスパーソンもデザインについての見識を求められる機会が増えるだろう。
本番組では、熊本県のキャラクター「くまモン」をデザインした水野学氏をお迎えし、豊富な事例紹介とともに、本来あるべきデザインクリエーションの姿を検証し、外部デザイナーの力を十分に活用するため、事業者側が心得ておくべき要点を整理する。

　[テーマ]ゲスト：金井政明氏（株式会社良品計画 代表取締役社長）
　[講　師]坂井 直樹　

無印良品は、安くて品質のよい商品を消費者に提供するだけでなく、素材や工程の点検、包装の簡略化や繊維製品のリサイクルで無駄をなくす取り組みをしたり、キャンプ場を運営し、森林管理をすることで天然資源を保全したりするなど、「感じ良いくらし」を実現する企業を目指して活動している。無印良品ほどデザインを積極的に活用できているブランドは、日本での例が少ない。
本番組では、株式会社良品計画代表取締役社長である金井政明氏を招き、デザインが分かる経営者として無印良品の取り組みを伺う。

　[テーマ]ゲスト：中川 淳氏（株式会社中川政七商店 代表取締役社長 十三代）
　[講　師]坂井 直樹　

中川政七商店は、1716年に奈良で麻織物を扱う問屋業として創業、現在では生活雑貨や茶道具の製造から卸、小売までを行っている。「日本の伝統工芸を元気にする！」というビジョンの下、業界特化型の経営コンサルティング事業を展開、長崎県波佐見町の陶磁器メーカー有限会社マルヒロで、新ブランド「HASAMI」を立ち上げ、空前の大ヒットとなる。
本番組では、十三代社長である中川淳氏を招き、東京ミッドタウンにも出店し、ますます元気なブランドになっている老舗企業の謎を解く。

　[テーマ]ゲスト：柳澤大輔氏（面白法人カヤック代表取締役CEO）
　[講　師]坂井 直樹　

一般的に、会社経営や仕事は面白いものではない。それを面白くするため、さまざまなアイデアを出し、手を打っているのがＷｅｂ制作会社、面白法人カヤックである。カヤックでは、自分たちが面白がって働くことを軸に、周囲からも面白いと言われる存在になることを目指し、人生が面白くなったという人を増やすことで社会貢献しようとしている。
本番組では、同社代表取締役である柳澤大輔氏を招き、起業することになった経緯や、ユニークな社内制度や組織づくり、事業内容等を紹介していただく。

　[テーマ]ゲスト：伊藤嘉明氏（ハイアールアジア株式会社代表取締役社長 兼 CEO）
　[講　師]坂井 直樹　

冷蔵庫・洗濯機など白物家電分野で６年連続世界トップを誇るハイアールグループ（本拠：中国）において、日本やＡＳＥＡＮ諸国での研究・開発、製造・販売などを統括しているのがハイアールアジア株式会社である。同社は、2012年に三洋電機の白物家電事業をパナソニックから譲渡を受けて設立された。
本番組では、同社代表取締役社長兼ＣＥＯである伊藤嘉明氏を招き、家電文脈だけでは語れない、ユニークな商品を提供している同社のブランディングやデザインについて話を伺う。