[テーマ]NPOのこれからのあり方 〜ベネッセの事例〜
ゲスト：三木貴穂氏（株式会社ベネッセホールディングス グローバルソーシャルイノベーション部 部長）
　[講　師]中村 俊裕　

従来、別々に活動していた企業とＮＰＯであるが、起業家の発掘・支援、フィランソロピー（企業による社会貢献活動）や投資、途上国向けの支援を行うなど、同じところにお金を落とすという共通点がある。それぞれの強みを生かして手を組むことで効率的な活動が可能となることから提携が注目されつつある。
本講座では、ベネッセホールディングスの三木貴穂氏をお招きし、企業とＮＰＯの新しいパートナーシップについて具体的事例を聞き、これからの在り方を模索していく。

　[テーマ]日本企業の課題と解決策
ゲスト：Lisa Heederik（Co-Founder and Director Business Development, Nazawa )
　[講　師]中村 俊裕　

日本でも新興国や途上国に市場を求めて進出していこうとしている多くの企業がある。また途上国では、エネルギーや水を得るための過大な負担をはじめ、さまざまな問題を抱えている。
本講座では、企業の途上国向けサービスステージを四つに分類し、それぞれの段階で、どのような課題があり、どのような解決策があり得るのかを、実際に製品を開発し、製造しているNａｚａｖａ社のリサ・ヒードリックさんの話を交えながら提示し、コペルニクのサポート体制を紹介していく。

　[テーマ]テクノロジー導入後のインパクト評価
　[講　師]中村 俊裕　

途上国の、エネルギー、水、食・農業、保健・衛生におけるニーズを把握、テクノロジーを開発、提供してきたコペルニク。導入前後における現地の人々の生活の変化を統計的に分析しながら、出てきた問題点は開発した会社に迅速にフィードバックし、改善を続けている。
本講座では、コペルニクの創設者の一人である中村俊裕氏が、金銭的・物質的な支援活動だけではなく、社会的な影響を考慮したインパクト評価の重要性を説く。

　[テーマ]４つの分野でのテクノロジーを考える
　[講　師]中村 俊裕　

コペルニクは、途上国向けのテクノロジーを最も必要とする最貧困層の人々に届けることにより、彼らの生活を改善、支援している団体である。番組は、国連での国際開発援助により幅広い経験を持つ中村俊裕氏が、マッキンゼー東京本社で経営コンサルタントとしての経験を経て共同創設したコペルニクの活動を紹介するシリーズの第２回目。今回は、途上国でのエネルギー、水、食・農業、保健・衛生の４分野におけるニーズや、テクノロジーの開発に至った経緯や人物を具体的に紹介する。

　[テーマ]５つの分野でのニーズを考える
　[講　師]中村 俊裕　

市場のグローバル化により、企業は、多数の低所得者層が暮らす巨大なBOP市場を目指し、途上国にビジネスチャンスを求める機運が高まっている。テクノロジーを提供できる企業が数多く途上国マーケットに参入できれば、最貧困層が抱える問題解決の幅が広がることになる。
本番組では、テクノロジーの普及で貧困削減に取り組むNPOコペルニク共同代表の中村氏をお迎えし、経済状況、エネルギー、水、農業・食、保健・衛生の５分野に分けて途上国のニーズを分析しつつ、日本企業が途上国マーケットで活躍する方法を提示する。