[テーマ]オヤジ化する女性たち
ゲスト：深澤真紀氏（タクト・プランニング 代表取締役社長）
　[講　師]三浦 展　

ものが売れないといわれる現代に新しい消費の鍵を握るのは女性である。企業がこれから売上を伸ばすためには、女性の消費を理解しなければならない。「下流社会」などの著作で知られ若者文化に造詣の深い三浦展氏が、新しい女性市場の実態を探る全3回のシリーズである。第1回は、「草食系男子」「肉食系女子」などの言葉を生み出したコラムニスト・編集者の深澤真紀氏をゲストに招き多様化する女性消費に対応するためのヒントを聞く。
参考図書：「下流社会　第3章　オヤジ系女子の時代」三浦展著　光文社新書　

　[テーマ]シェアと日本趣味
ゲスト：石鍋仁美氏（日本経済新聞社 編集委員兼論説委員）
　[講　師]三浦 展　

女性にとって、高価なモノを所有したり、モノを消費したりすることが、ステータスであり、幸せになるための方法だった時代は過ぎてしまい、現代は、等身大の自分を大切にし、社会や他人とつながることで、幸せを感じる時代になってきた。
日本経済新聞編集委員兼論説委員の石鍋仁美氏をゲストに招き、物々交換や、本や家のシェアなど現代に特徴的な消費動向を紹介しながら、マーケターが注目すべき「つながり消費」のヒントを探る。

参考図書：「下流社会　第3章　オヤジ系女子の時代」三浦展著　光文社新書　

　[テーマ]ビジネスからみた現代の女性市場
ゲスト：小原直花氏（伊藤忠ファッションシステム）
　[講　師]三浦 展　

震災前から世間に合わせるよりも「自分の普通」でいいと考える女性は増えていたが、震災後よりその傾向が高まっている。
不安定、不確実な時代であるが、その中で注目すべきなのは、人とつながることで、安定感を得て、うれしい気分を味わいたいという女性が増えてきていることである。高齢化が進み、人々が孤立していく日本の社会で、物質的な充足よりも、心の充足を求める人たちは、どのような消費をしたいと考えているのか。伊藤忠ファッションシステムの小原氏に話を聞く。